メッサリナ　【怪獣】
　（メッサリナ）

　光と同化したフィオラによって倒された怪獣・ドレッドバッドの撒き散らした微粒子の影響で巨大化した蝶。飛行能力を持つ生物が真っ先に怪獣となってしまったことにより、さらに地球生物への影響は広まってしまうことになる。

　平均時速１８０㎞で空を飛び回り、周辺の人々を恐怖させた。
幸いこの怪獣の戦闘能力はほぼ皆無に等しく、フィオラによって一撃で葬られる。

　この一件で、光は看護士を辞職し怪獣攻撃特別部隊に入隊する決意を固める。
病院に勤めていては、怪獣の出現に対応することが困難であることがはっきりしたためだ。
ここから本格的に、フィオラ・光は怪獣との戦いの日々に入る。

　
　

　フィオラ姫　【姫野光　融合時】
　（ふぃおらひめ　ひめのひかるゆうごうじ）

　ドレッドバッドの襲撃により死亡した姫野光（以下、光）を復活させるため、また地球で目立たぬよう行動するため、彼女と同化したフィオラ。

　光と融合したことで髪の色が青から茶色へ変わり、長さも短くなった。また、体格も少し幼くなっている（これは、地球人として相当若い個体と同化したためと思われる）。さらに注目すべき変化はクリスタルの分裂である。二つのクリスタルはそれぞれ、フィオラの活動エネルギー残量と、光との精神同調（シンクロ）率を示す。

　融合からしばらくは、フィオラは光とのシンクロが自らの力を大きく変化させるなどということは知らず、以前より肉体が弱体化したのではないか、との懸念を抱いていた。しかし、フィオラと光の心がひとつに近づけば近づくほど、その強さは飛躍的に増していくのだ。

　

　

　服部　要　【特別部隊制服】
　（はっとり　かなめ）

　姫野が後に所属する、怪獣特別攻撃部隊の隊員。２４歳。

　卓越した射撃の才能を持ち、２０歳の若さで特別攻撃部隊に入隊した。基本的には口数が少なく、必要なこと以上は喋らない。神経質なところがあり、愛用の銃を無断で触られると激昂する。常に鋭い目つきをしているのは、目をしっかり開いているのが面倒だから、らしい。時折怪獣や異星人に異常なほどの殺意を向けることもある。

　彼の使用するレーザーガンは隊員に支給されるものを同期の新垣　慶介が秘密裏に改造を施したものであり、射程距離?威力が支給品のそれと大きく異なる。彼曰く、「扱えるのは自分だけ」らしい。

　姫野光の入隊後しばしば衝突するが、幾度となく光＆フィオラを得意の射撃でサポートする。

姫野　あかり　【普段着】
　（ひめの　あかり）

　主人公・姫野光の母親。４１歳。

　２２歳の若さで結婚、その後すぐに出産。幸せな生活を送っていたが、光が３歳のとき事故で夫を亡くす。それ以来女手ひとつで娘を育ててきた。基本的には優しい母のようだが、「ウソをつく」禁をやぶるととてつもなく怖いらしい（光談）。光が職についてからは趣味のフットサルに夢中になるほどのスポーツウーマンでもある。

　得意料理はハンバーグ。娘の料理に関してはいまだに信用できないとか。

　

　司城　吾郎　【スーツ】
　（つかさき　ごろう）

　姫野が勤める病院の病院長。58歳。

　院長になってまだ日が浅く、経験不足は否めないが非常に職務熱心な人間である。両親共に医療に関わっていたため、医学は幼いころから常に隣にあった。そのこともあってか教育熱心で、二人の息子はすでに他の病院の医師として活躍している。何かとものをたとえて喋ることを好む（同じたとえ話をすることを他の医師や看護師は若干煙たがっているが…）。特に学生時代に没頭したというヨットにたとえることが多いようだ。

　一日に必要な自分のカロリーや、運動量を毎日チェックするというなかなかの健康オタクでもある。ちなみに彼の必要な一日のカロリーは１545ｋｃａｌなのだとか。